西田研への進学(各課程共通事項)

  • 社会や学界と対話しつつも自分の頭で考えぬき、新しい知見と論理を創出・構築し、論文等のかたちで成果を広く公開しながら、社会と学問に貢献できるキャリアを自ら開拓していく、そんな意欲をもった大学院生を広く募集しています
  • 社会人院生の指導も引き受け可能ですが、残念ながら社会・人間科学系・コースの修士課程には現状、社会人入試はなく、平日にも授業が開講されます。裁量労働制など、自分で業務をマネジメントできる立場にある人を除くと、社会人向けとはいえません。博士課程は、研究室指導に加えて、現状、土曜日に開講される博士教養科目の履修が必修になっていますが、社会人博士院生も可能です(現在、大手広告代理店の社会人博士院生が在籍中です)。
  • 最低限、修士院生は各自の研究対象について担当者よりも精通し、1つ以上のオリジナルな知見を発見、創造、論じること、博士院生は各自の研究対象に加えて、研究テーマ、研究手法、研究分野等について担当者よりも精通したうえで、3つ程度以上のオリジナルな知見を発見、創造、論じる博士論文の執筆を期待します。加えて社会実践や共同研究、研究室メンバー(担当者を含む)の相互研鑽活動の企画提案、積極的な参加が期待されます。
  • 担当者は社会学、政策研究、メディアや情報化研究関連の学会に所属し、それらのバックグラウンドをもちますが、学部から博士まで学際系の出身ですので、院生の研究テーマが直接合致しない場合でも、極力、指導を引き受けるつもりでおり、学際的な研究を歓迎します。ただし、その場合には、各自がその利点と課題について自覚的になって、主体的かつ積極的に研究、学修を進める必要があります。
  • 日本の国立大学の学費(授業料)は学部、修士、博士、いずれの課程も年間約54万円で、東京工業大学には大学院生向けの奨学金制度などがあります留学生も同様です。世帯の収入状況に応じて、かなり充実した(全学免除or半額免除)学費の減免措置が用意されています。適応範囲はかなり広いです。また担当者や研究室に関連した仕事を用意できる場合もあります。
  • なお授業料免除は、学期前半、後半で、年間2回申請が必要で、大学側からはリマインドされません。申請日時も夏季休業期間中のよくわからない時期ですが、各自必ずメモのうえ期日内に申請してください。その期間の申請を逃すと、あとからは決して申請できません。
  • 留学生を歓迎します(ただし、修士課程は必修授業の関係で日本語でのコミュニケーション能力必須。日本語で議論したり、グループワークを行う授業が必修科目になっています。博士課程は日本語能力は必須ではありません。英語でコミュニケーションができれば入学を引き受けることができます。ただし研究職含めて日本での就職を希望する場合には、前述の修士と同程度以上の日本語能力を獲得する意欲があることが望ましい)。学位論文の英語執筆も可能です。早めに連絡、相談してください。
  • 東京工業大学社会人間科学系コースには、中国のトップスクール清華大学とのダブルディグリー・プログラムがあります。約3年で、東工大と清華大の両方で修士学位を取るためのプログラムです。西田研でも実績があります。詳しくは以下を参照のこと。
  • 修士課程、博士課程の受験にあたって、また研究生の希望者は、事前連絡のうえ、個別相談を受けて下さい(国内外問わず、遠方の場合、Skype等での面談にも対応します)。大学院が定める公式の研究室公開の日程だけではなく、随時、受け付けています。とくに入試要項にも記されていますが、博士課程への進学希望者は、必ず個別相談を受けて下さい(連絡なしで出願する人が修士、博士ともに時々いますが、まず間違いなく合格できません)。
  • 個別相談の連絡をする際には、履歴書と研究計画書(3000字程度)を送ってください。また志望理由は、本学のみならず一般に大学院入試で聞かれますので、「なぜ東工大の西田研に進学しようと思ったのか」を具体的に説明できるようにしておいてください。なお「研究室の雰囲気が良さそうだから」というのは理由になりません。むしろ受け身であるとみなして、否定的に評価します。なお担当教員との非公式の面談の際に、スーツを着てくる必要はありません。
  • 有り難いことに、毎年たくさんの進学希望の人たちから連絡をもらいます。研究室の規模が大きくなっていて、現状、各課程の進学希望者全員を引き受けることはできません。入試は試験である以上、相対的な競争でもあります。したがって、最初に連絡したときから選抜と評価が始まっていると考えてください。このページに記載される条件を満たしているか、強い志望動機があるかどうか、実績があるかどうか、研究室の専門と共通点があるかどうか、積極性があるか等を見ています。担当教員の過去の書籍や論文を読んでいるか聞いたりすることもあります。いずれにせよ各受験性が積極的に自分の良さを主張して下さい。なお締切直前の相談、応募は、総じて評価が厳しくなりがちです。
  • 修士、博士、両課程に共通して外国語の公式スコアシートが必要です。受験とスコアシートの入手には一定の時間がかかりますので、末尾の募集要項をよく確認し、十分な時間的余裕を持って事前相談のうえ受験してください。

修士課程について

  • 日本では修士課程も研究に主眼が置かれています。研究テーマは担当教員と相談しながら、あくまで学生自身が自分で考えます。「教員が学生の研究テーマを与える」方式は本研究室では行っていません
  • 研究テーマの質、方法、実現可能性が評価の対象になります。研究生の場合も「これから考える」「テーマをアドバイスしてほしい」というのでは評価できず、受け入れられません(もちろん入学後、実際に論文を書くために指導を行います)。事前にしっかり考えて、しかし十分な時間的余裕をもって研究計画を作成のうえ相談してください。

博士課程について

  • 博士課程への進学に際して、日本学術振興会の特別研究員(DC1)への申請から指導することができます。現行制度では生活費(月額20万円)、研究費(年間150万円以内)の支給を受けられる可能性があります。この場合、修士2年の春に申請を行いますので、研究計画の書き方などから指導する用意があります。修士1年の冬を目安に、年明けの極力早い時期に、進学と指導希望の旨を連絡して下さい。ただし、上記の個別相談は、海外や遠方在住等の場合には、オンラインミーティング等で代替することもできますので、相談してください。

 

研究生について

  • 西田研究室では、将来の大学院進学にむけて、あるいは自発的な研究のための研究生を受け入れることができます。社会・人間科学系・コースのルールにしたがって、十分な時間の余裕を持って打診して下さい。
  • 連絡する際に、必ず履歴書と研究計画を添付してください
  • 事前の個別面談ののち、大学が定める研究計画などをもとにした3人の教員による面接試験を実施します。
  • 来日できない場合には、Skypeなどで対応することもできます。また原則として受け入れ期間は1年とします。当然ですが、事前の個別面談で受け入れを断る場合もあります。以下のサイトとこのサイトの全体をよく読み、しっかり準備をしてから問い合わせて下さい。
  • 研究生として在籍を認めた場合でも、修士課程への進学を約束するものではありません。その後の学習、研究、進捗、態度等を総合的に判断して修士課程への進学が明らかに困難な場合には半年前を目処に通告します。残りの半年で他大学、他研究室の進学を検討してください。

 

その他 / Tips

  • 学生室は主にキャパシティの観点で、課程博士を除き、フリーアドレス制(学生の固定席を定めない)とし、研究、学修のためのコミュニケーションスペースと考えてください。荷物等を置いて、座席を専有しないようにしてください。私物は棚などに置くようにしてください。
  • 議論やコミュニケーションに積極的に活用すべく、会話、雑談も可能とします。飲食も構いません。勉強会やミーティングも学生室内でも実施できます。ただし、音楽や動画の再生、大声での会話、匂いのきつい食品等の飲食はさけてください。
  • 修士論文や博士論文執筆者がいるときには、その人たちの邪魔にならないように配慮してください。同時に学生室内の会話が気になるほどひとりで集中して作業したい場合は、図書館や自宅があるので、そちらを利用してください(担当者が大学院生のときに、もっとも集中して執筆していたのは、ルノアールという喫茶店でした)。あくまで、学生室は学習、研究のためにコミュニケーション可能なスペースとします。
  • 学生室は清潔に保ってください。ゴミは分別して、1Fのゴミ捨て場に持っていくか、持ち帰りましょう。飲食物等を放置しないでください。ほうきとちりとり、雑巾等をおいておくので、衛生的にしてください。
  • なお8階、7階に、社会・人間科学系の共有スペース、1階人文図書室等にも学習可能スペースがあります。
  • P to Pのソフトの学内での利用は決してしないようにしてください。研究室全体のインターネット接続が遮断され、他の人に、また担当者に多大な迷惑がかかります。とくに留学生の人は自分のPCにファイル交換ソフトが入っていないか、よく確認してください。本学に限らず、日本社会では、少なくない割合で、P to Pソフトの利用が禁止、制限されています。ユーザーが使っていない場合にも、自動でアプリケーションが通信することもあるので、日本滞在中はPCから削除することを強く進めます。P to Pソフトが何のことかわからない人(特に留学生)や、日本人学生も念のため、次のページを参照しておいてください。インターネットアクセスが制限されたときの解除依頼についてもこちら
  • 古典的ですが、研究室の基本の連絡手段はメールです。安定していて、ファイル添付可能で、ログが残るからです。共同作業等の場合には、別途指定します。なお東工大メールのwebメールはログインが煩雑でお世辞にも使い勝手が良いとはいえません。頻繁に使っている他のメールアドレス等に転送設定し、少なくとも24時間に1回以上の頻度で確認して下さい。6時間に1回程度以上の確認を推奨します。担当者はgmailに転送し、エイリアスで活用しているので随時見ています。「見ていませんでした」ということの無いようにして下さい。ほかに、slackというビジネスパーソン向けチャットも活用していますので、こちらもインストールしておいてください。
  • フロアで担当者以外の教員、職員、補佐員の人たちとすれ違ったときには、軽くでいいので必ず挨拶をしてください。年長の先生や忙しい人からは返事が返ってこないこともありますが、気にせず、励行してください。日本式です。
  • 学生室利用や、学生生活で困ったことがあれば、早めに担当者に相談してください。とくに留学生の人はいろいろわからないことや戸惑うことがあると思いますが、早く相談して、問題が軽症のうちに解決したほうが無難です。相談すべきか否か迷ったら、相談してください。
  • 研究室の備品は専有しないようにしてください。大量(20枚以上程度)の印刷は避けてください。なるべく論文等も電子的に管理するほうがよいでしょう(そのためにScan Snapも導入してあります)。また研究室の物品、消耗品は、担当者の研究費と私費で賄われていますので、無尽蔵ではありません。配慮してください。
  • 学生室の鍵は貸与するものです。修了前に必ず返却して下さい
  • その他利用の詳細については、博士学生のなかから管理担当の人を定めますので、詳細についてはその人にたずねてください。
  • 締切等は直前ではなく、十分な時間的余裕をもって相談してください。とくにコース全体での修士論文執筆に関する行事(中間報告等)は、コースの締切より十分余裕をもって相談しておいてください。事前の相談なく報告するようであれば、こちらも事前に通告することなく、その場で厳しい質問をしたり、単位を不可にしたりすることもありえます。